AIが上昇確率70%と予想したオービック(4684)、結果を検証してみた

導入

10月10日に公開した記事「オービック(4684)のチャート分析」では、AIに今後の株価を予想してもらい、「今後1〜4週間の上昇確率は70%」という結果になりました。

あれから約3週間。この予想は本当に当たったのでしょうか。当サイトでは予想をもとにした売買日記を記録してきたので、実際の値動きと売買結果を並べて検証します。

AIの予想をおさらい(10月10日時点)

当時のAI予想の内容は次のとおりです。

  • 今後1〜4週間の上昇確率:70%(下落・調整シナリオは30%)
  • 根拠1:5日・25日・75日・200日の移動平均線がすべて上向きで、株価は各線の上にある
  • 根拠2:9月の高値を突破した(10月9日の終値は5,298円)
  • 根拠3:RSIは68.23。一般的に過熱感の目安とされる70に近く、短期的な押し目には注意
  • 根拠4:10月27日に決算発表を控えている
  • 上値の目安は5,400〜5,500円、押し目の目安は5,100〜5,150円

なお、元の記事でも明記したとおり、この70%は過去データで検証された統計的な確率ではなく、チャート形状からの主観的な推定です。この点は検証の前提として押さえておきます。

実際の値動きと売買の記録

予想を受けて、売買日記では次のように記録してきました(終値は実際の市場データで確認済み)。

  • 10月13日:5,322円でエントリー(この日の終値は5,332円)
  • 10月14日:終値5,443円、含み益は+2.27%に。ロスカットラインを前日安値の5,076円へ引き上げ
  • 10月16日:終値5,706円、含み益は+7.21%に。ロスカットラインを5,559円へ引き上げ
  • 10月22日:終値5,934円、含み益は+11.49%に。ロスカットラインを5,715円へ引き上げ
  • 10月26日:翌日に決算発表を控えていたため、6,050円で手仕舞い。利益は+13.68%で確定

詳しい記録は「オービック(4684)の売買日記(4)手仕舞い」にまとめています。

予想と結果を並べて検証する

方向と期間:予想どおりの上昇でした。対象期間(1〜4週間)のうち、約2週間で+13.68%まで伸びています。方向については「的中」と言えます。

上値の目安との比較:AIが示した上値の目安5,400〜5,500円を早々に突破し、6,050円まで上昇しました。方向は合っていましたが、強さは予想以上でした。

来なかった押し目:押し目の目安5,100〜5,150円までの下落は一度もありませんでした。「押し目を待ってから買う」という慎重な戦略では、今回は買えないまま終わるケースでした。

RSIの警告について:予想時点でRSIは68.23と高水準でしたが、その後も株価は上がり続けました。過熱感は「下落が近い」という意味ではなく、「反落への備えが要る」という注意喚起として受け取るのが適切だったと言えます。実際、ロスカットラインを段階的に引き上げる運用が、その備えになりました。

決算後の値動き:手仕舞いの翌日、10月27日の決算当日は終値5,940円と下落し、決算をまたがなかった判断は目先の下落を避ける結果になりました。ただし、その後は戻し、10月30日には6,129円と手仕舞い価格を上回っています。11月2日の終値は6,059円で、手仕舞い価格とほぼ同じ水準です。「決算前に手仕舞ったのが正解だった」とまでは言い切れません。

ただし「的中=AI予想は当たる」ではありません

今回の結果は、あくまで1件の事例です。1回当たっただけでは、AI予想の的中率は分かりません。

  • 70%という数字は統計的に検証された確率ではなく、主観的な推定です。「10回予想すれば7回当たる」という意味ではありません
  • 今回うまくいった要因には、予想そのものだけでなく、ロスカットラインを段階的に引き上げる運用と、決算前に手仕舞うというリスク判断も含まれます
  • AI予想の精度を確かめるには、予想→記録→結果の照合を繰り返して件数を増やすしかありません。当サイトでは売買日記の形で、この記録と検証を続けていきます

まとめ

  • オービック(4684)については、AIの「上昇確率70%」という予想どおりに株価が上がり、売買は+13.68%の利益で終えました
  • 一方で、上昇の強さは予想以上で、押し目は来ず、決算後の値動きも含めると、予想が示したシナリオどおりにすべてが進んだわけではありません
  • AIの確率表示は「根拠の強さの目安」程度に受け止め、損切りラインと投資金額を先に決めて使うのが現実的です

※本記事は過去の値動きと売買記録の検証であり、将来の利益を保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

株式投資

Posted by Ish